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2018年5月8日

2018パラ射撃世界選手権清州大会(6日目)

初出場の佐々木、悔しい結果に

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1発1発真剣に10m先の的を撃ち抜く

5月2日に韓国の清州で開幕した2018パラ射撃世界選手権。6日目の5月8日はR3(伏射/10mP60MW-SH1)が行われ、日本からは佐々木大輔(東京)が出場し、608.0点の47位と悔しい結果に終わった。

R3はエア・ライフル(空気銃)で10m離れた的に50分で60発を打つ種目で中心の0.5mmの的を撃ち抜く技術と集中力が求められる。佐々木は「全てははじめ。そこでリズムが崩れた」と語るように1発目を打つまでに3回構えを直したことで試打でのいいリズムを崩してしまい、30発終えた時点で301.4と出遅れた。後半も記録を伸ばすことができず、「(今までに)出したことがない数字」と悔しい表情だった。

色々と試しながら、練習していきたいと語った佐々木大輔 | 初出場の佐々木、悔しい結果に|2018パラ射撃世界選手権清州大会(6日目) | Glitters 障害者スポーツ専門ニュースメディア

色々と試しながら、練習していきたいと語った佐々木大輔

佐々木は平成28年に行われた日本選手権で日本記録を樹立し、2017年にはバンコクワールドカップに出場。ライフルを始めて4年だが、年々実力をつけてきている。そして、悔しさをにじませながらも最後にこう語った。

「試合への入りや道具など色々と試しながら、日々の練習を頑張っていきたい」

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決勝で世界記録を樹立したスロバキアのVadovicova

当大会は2017年1月1日から2018年4月19日までのオープン大会でMQS(参加資格標準記録)を満たした選手のみが出場できる。また、「(オープン大会とは)雰囲気が違った。」と世界選手権初出場の佐々木は語るように当大会から東京パラリンピックの出場枠も獲得できるということで40の国・地域から約200人の選手が出場している。

【結果一覧(R3)】
1位 Vadovicova Veronika(SVK)
2位 Skelhon Matt(GBR)
3位 Park Jinho(KOR)

【簡単なルール説明】
射撃は、空気銃や火薬銃などの銃器を用いて的を撃ち抜き、その得点を競い合う競技。パラ射撃の選手は障害の状態から銃器を自分の腕で保持し射撃するSH1か、手に障害があるため規定のスタンドを用いて銃器を保持し射撃するSH2のいずれかのクラスに分類される。種目はクラス、距離、銃器の種類、姿勢などによって分かれており、ライフルはR1からR9、ピストルはP1からP5まである。
R3は10mの的をうつ伏せで60発撃つ男女混合のライフル種目である。
※パラ射撃の選手は車椅子の選手もいるためテーブルに肘をついた状態で撃つ選手が多い。
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