6月8日(大会1日目)、三菱電機WORLD CHALLENGE CUP 2018は武蔵野の森総合スポーツプラザ(東京都調布市)で開幕した。6月8日から6月10日の3日間で行われる本大会は、オーストラリア、カナダ、ドイツの3カ国を招待。2日間で総当たりの予選リーグが行われ、最終日に決勝と3位決定戦が行われる。日本は初戦でドイツに65-60で勝利し、白星スタートを切った。
日本のスターティングメンバーは藤本怜央(4.5※)、秋田啓(3.5)、古澤拓也(3.0)、豊島英(2.0)、岩井孝義(1.0)の5人。第1Qは、「前半は固かった」と及川HCが言うように、スタートからシュートとが入らない時間が続いたが、古澤のミドルシュートの得点を機に9点連続得点し11-10と日本が1点リード。第2Q、シーソーゲームから古澤が鮮やか3Pシュートを決めて、勢いに乗った日本は、村上直広(4.0)、豊島と次々に得点し、点差を22-14と広げるが、ドイツの猛反撃され11連続得点され22-25となった。前半残り2分、悪い流れを断ち切りたい日本はタイムアウトをとり、メンバーチャレンジ。前半終了間際に藤本が3Pシュートを決め、27-28の1点ビハインドで前半を終える。
第3Q、古澤が速攻からレイアップをきっちり決めて29-28と逆転する。及川HCの「点を獲ってこい」の指示に藤本が応える。藤本は「秋田、古澤、村上が決めることで、相手のディフエンスに迷いがでる」と若手の活躍を評価し、自分のマークが緩くなったタイミングを逃さずにシュートを放ち、得点を量産し一気にリードを広げ、44-38。第4Q、ここまでフリースローの2得点のみであった香西宏昭(3.5)が猛チャージ、第4Qだけで11得点をあげ、ドイツの追い上げを振り切り、65-60で勝利した。
「明日は昨年1点差で負けているオーストラリア戦が大一番になる。勝ちに行く」と及川HCが次戦への意気込みを語った。明日、6月9日は11時25分からオーストラリア、19時からカナダと対戦する。
※(障害による持ち点)
【結果一覧(1日目)】
日本 65 vs 60 ドイツ
オーストラリア 73 vs 44 カナダ
(文・竹内圭、写真・峯瑞恵)