第3試技目で176kgをあげ、ガッツポーズをする宇城元
2月2・3日の二日間、第19回全日本パラ・パワーリフティング 国際招待選手権大会が日本工学院八王子(東京都・八王子市)で行われた。当大会は7月にカザフスタンである世界選手権の代表選考も兼ねている。また、ラオス、ベトナム、韓国から10名を招待し、強化を目的に開かれた。日本新記録もジュニアも含めると7個更新された。
「満足できる記録ではない」
大会2日目に行われた男子80kgでロンドンパラリンピック以来の出場を目指す宇城元(順天堂大学)が176kgを第3試技で挙げ、優勝した。昨年は怪我の影響で10月にイネドネシアで行われたアジアパラリンピックで147kgと自己ベストから約40kgの差があった宇城にとって、復活と呼べる大会だった。しかし、宇城は「この10kgの差は大きいし、この結果は満足はしない。まだまだ筋肉量を増やしていきます」と男子最優秀選手賞の男は顔を引き締めて、今大会を振り返った。
【大会結果一覧】※優勝者のみ
■男子
49kg 三浦 浩 119kg
54kg 西崎 哲男 137kg
59kg 戸田 雄也 131kg
65kg 城 隆志 133kg
72kg 樋口 健太郎 170kg
80kg 宇城 元 176kg
88kg 大堂 秀樹 182kg
97kg 馬島 誠 160kg
107kg 中辻 克仁 200kg(日本新)
107kg超 松崎 泰治 147kg(ジュニア日本新)
■女子
41kg 成毛 美和 51kg(日本新)
45kg 小林 浩美 57kg
50kg 中嶋 明子 53kg
55kg マクドナルド山本 恵理 59kg(日本新)
61kg 龍川 崇子50kg
67kg 森崎 可林 53kg(ジュニア・シニア日本新)
73kg 坂元 智香 66kg