CO・OP共済2019ワールドパラノルディックスキーワールドカップ 札幌大会、競技3日目の3月16日はクロスカントリースキー・ミドル・フリー、競技最終日の3月17日はクロスカントリースキー・ショート・クラシカルが行われた。ミドル男子立位(10km)で川除大輝(日立ソリューションズJrスキークラブ/富山県立雄山高校)が24分39秒1で優勝した。川除はショート男子立位(5km)でも14分12秒6で3位となり、今大会2個のメダルを獲得した。ショート男子立位で新田佳浩(日立ソリューションズ)が14分19秒3の4位、ショート男子視覚障害(5km)で高村和人(盛岡視覚支援学校教諭)が19分04秒2の6位で入賞した。
ミドル男子立位で、メダル獲得を目標にレースに臨んだ川除は「いつも後半失速してしまうので、合宿で長い距離を走って体力つけた」と練習の成果を十分に発揮し、同じLW5/7クラス(両腕障害でスキーポールを持たない)でライバルのウィトールド・スクピエン(ポーランド)に、1周目1秒、2周目3秒、3周5秒とじわじわと差を広げ、ゴールでは13秒差をつけての快勝。勝利を確信した川除は「嬉しさが込み上げた」と大きく拳を突き上げゴールした。荒井監督は「前半抑えて、後半上げていく会心のレース」と高く評価した。
川除は今年の4月から日本大学に進学し、スキー部に入部予定。「新しい環境でも力をつけて、来季はワールドカップで多く優勝して、年間総合優勝を狙いたい」と抱負を語った。
【クロスカントリースキー・ミドル・フリー(競技3日目)】
■男子立位(10km)
1位 川除 大輝 (日立ソリューションズ・富山県雄山高校) 24分39秒1
8位 佐藤 圭一 (エイベックス) 26分56秒4
13位 岩本 啓吾 (東京美装興業) 31分18秒1
15位 星澤 克 (北海道大学) 35分11秒2
■男子視覚障害(10km)
8位 高村 和人(盛岡視覚支援学校教諭) 31分05秒7
ガイド:藤田 佑平(早稲田大学大学院スポーツ科学研究科)
■男子座位(7.5km)
9位 森 宏明(明治大学) 28分54秒5
■女子立位(7.5km)
10位 出来島 桃子(新発田市役所) 23分00秒6
11位 阿部 友里香(日立ソリューションズ) 23分04秒7
12位 岩本 美歌(大沢野中学校) 27分31秒9
【クロスカントリースキー・ショート・クラシカル(競技4日目)】
■男子立位(5km)
3位 川除 大輝 (日立ソリューションズ・富山県雄山高校) 14分12秒6
4位 新田 佳浩 (日立ソリューションズ) 14分19秒3
11位 岩本 啓吾 (東京美装興業) 16分34秒9
■男子視覚障害(5km)
6位 高村 和人(盛岡視覚支援学校教諭) 19分04秒2
ガイド:藤田 佑平(早稲田大学大学院スポーツ科学研究科)
■男子座位(5km)
9位 森 宏明(明治大学) 19分07秒5
■女子立位(2.5km)
9位 阿部 友里香(日立ソリューションズ) 9分40秒1
10位 出来島 桃子(新発田市役所) 9分29秒7
12位 岩本 美歌(大沢野中学校) 11分44秒1