第8回国際クラス別パラ卓球選手権大会は11月19日にアミティ舞洲(大阪府大阪市)で男子10クラス、女子8クラスの個人戦が行われ、全国から選手が集まった。クラス1〜5が車いす、クラス6〜10とS(日本独自クラス)が立位で、クラス別に争われ、数字が小さくなるほど障害の程度が重たい。クラス5のリオ代表の別所キミエ(大阪)が「リオ後イベント続きで練習も数回しかできなかったが、集中して挑んだ」と11連覇を果たした。
クラス3の吉田信一(東京)は6連覇。試合後、吉田は「ほっとしている。勝たないといけないプレッシャーがあった」と話した。
リオに出場したクラス9の岩渕幸洋(東京)は鈴木伸幸(大分)に「相手ペースで試合を進めてしまった」と3-0で敗れた。岩渕は「悔しい。技術の差がこの結果だと思う。リオでの経験を活かし、練習を積み重ねていきたい」とリベンジを誓った。優勝した鈴木は「素直に嬉しい」と一言目。ライバル岩渕選手に勝った理由については「準備だと思う。トレーニングの時も寝る時も岩渕選手に勝つことだけ考えてきた」と自信を持って答えた。世界ランキング20位以内が3人いるクラス7では、八木克勝(愛知)が3連覇の栄冠に輝いた。